薄毛について学ぶ

【ピル外来・薄毛外来】イースト駅前クリニック女性／
女性の頭髪／
薄毛について／
薄毛にパーマは悪影響？どうしてもかけたい場合のおすすめ施術や注意点を解説

薄毛にパーマは悪影響？どうしてもかけたい場合のおすすめ施術や注意点を解説

公開日：2022/10/18 ／最終更新日：2022/10/18

オンライン診療について

全国どこからでも対応しております

クリニックに来院することなくお電話にて診察、お薬の処方を行える診察方法です。
時間が合わない・忙しくて通院できない・遠くて通えない等の理由で当院への来院ができない方にはとっても便利なサービスです。オンライン診療後は、お薬をご指定の場所にお届けさせて頂きます。

オンライン診療はこちら

薄毛をカバーするためにパーマをかける女性は少なくありません。しかし、パーマ剤の刺激は髪や頭皮にダメージを与える原因となるため、注意が必要です。このコラムではパーマによる悪影響と、髪や頭皮へのダメージを最小限にする施術方法や注意点を解説します。薄毛にお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

松沼寛

HIROSHI MATSUNUMA

1998年03月

名古屋大学医学部卒業

1998年04月

岡崎市民病院勤務

2000年04月

名古屋大学医学部付属病院勤務

2008年07月

市立四日市病院勤務

2020年04月

イースト駅前クリニック岡山院
院長就任

2022年05月

イースト駅前クリニック女性外来院
院長就任

資格

泌尿器科専門医

所属学会

日本泌尿器科学会

オンライン診療はこちら

薄毛でもパーマをかけて大丈夫？

薄毛でお悩みの方の中には、パーマでボリュームを出している方もいます。パーマを当てれば一時的には薄毛をカバーできますが、長期的にみると髪や頭皮に悪影響を与えるおそれがあるため、注意が必要です。

パーマをかけるときには「1剤」と「2剤」の2種類のパーマ剤を使用します。1剤は毛髪中のシスチン結合を切断し、髪を柔らかくして2剤が浸透しやすい状態に変化させる働きがある薬剤です。シスチン結合が切断された髪の毛は、巻かれたり伸ばされたりすると容易に形が変化します。変化した形状を2剤で再結合し、キープしたものが「パーマがかかっている」状態なのです。

1剤によって結合が断たれるため、パーマをかけると髪が切れやすくなります。また、弱酸性の地肌にアルカリ性の薬剤が付着すると頭皮がダメージを受けるため、薄毛の方がパーマをかける際には、薄毛進行のリスクがあることを理解しておく必要があるのです。

（※1）

薄毛の方がパーマをかけるうえで知っておきたいリスクが3つあるので、順に詳しく解説します。

かゆみや炎症が起きやすい

パーマ剤の多くはアンモニアやエタノールなどのアルカリ製剤できているため、皮膚に触れると毛髪中や頭皮のたんぱく質を変性させ、赤みやかゆみ、炎症を引き起こす可能性があります。ひどいときには接触性皮膚炎を起こし、頭皮環境の悪化につながるリスクがあるため、注意が必要です。

薄毛が悪化するおそれがある

パーマ剤の刺激は頭皮や毛髪にダメージを与えます。ダメージが大きい場合や、蓄積してしまった場合には頭皮環境やヘアサイクルが悪化し、抜け毛が増えて薄毛が悪化するおそれがあるのです。

切れ毛や枝毛が増えやすい

パーマをかける際には髪のシスチン結合を破断しなければなりません。いくら薬剤でシスチン結合が再結合できるとはいえ、髪にダメージは残ります。ダメージによってできた切れ毛は枝毛につながることも多いです。

薄毛でもパーマをかけたいときのおすすめ施術

●クリープパーマ
●水パーマ
●コスメパーマ
●酸性パーマ

頭皮や髪の毛へのダメージが最小限で済む、薄毛の方でもかけやすいパーマを4つ紹介します。

クリープパーマ

パーマ液を少なめに使用し、髪に水分を与えながら癖をつけるパーマです。髪の内部に水分を閉じ込めやすく、負担やダメージを減らすことができます。

水パーマ

髪に水蒸気(スチーム)を当てて水分を含ませ、キューティクルをパーマ方法です。薬剤を使用しないため髪へのダメージは少ないのですが、デジタルパーマなどと比べると持ちはよくありません。

コスメパーマ

従来、美容室で使用されている医薬部外品のパーマ剤ではなく、化粧品登録されているパーマ剤を使うパーマです。一般的なパーマ剤よりも髪や頭皮への刺激が弱く、ダメージを受けにくいというメリットがあります。

酸性パーマ

髪や肌の状態に近い弱酸性の薬液を使用するパーマです。髪や頭皮への刺激が少ないため、薄毛の方でもかけやすい点がメリットといえます。

パーマなしで薄毛をカバーできる髪型について詳しくみる

薄毛の女性がパーマをかける際の注意点

●頭皮に炎症やかゆみがないことを確認する
●パーマの頻度を低くする
●カラーリングする場合は期間を空ける
●頭皮や髪にやさしい薬剤を使う美容室を選ぶ

薄毛の状態でもどうしてもパーマをかけたいときに注意すべきことをまとめました。今以上に薄毛を進行させないために重要なことなのでぜひチェックしておきましょう。

頭皮に炎症やかゆみがないことを確認する

頭皮トラブルがあったらパーマを控えるようにしましょう。パーマ液が刺激となり症状がひどくなる可能性があります。さらに、頭皮環境が悪化しヘアサイクルが乱れることで薄毛が進行する危険性もあるのです。

パーマの頻度を低くする

薄毛によるボリュームダウンを避けるために、パーマをこまめにかける方もいるでしょう。しかし、パーマをかければかけるほど髪への負担は蓄積します。カットやスタイリング方法を工夫し、パーマの頻度を減らすことで髪のダメージも減らしましょう。

カラーリングする場合は期間を空ける

カラーリング剤は髪の表面のキューティクルに、パーマ剤は内部にダメージを与えるため、同時におこなうとダメージが大きくなります。また、頭皮に刺激も加わるため、薄毛が気になる方はカラーリングとパーマの間隔を1か月程度空けるとよいでしょう。

頭皮や髪にやさしい薬剤を使う美容室を選ぶ

頭皮や髪にやさしい低刺激の薬剤を使用する美容院が増えています。オーガニックケアや弱酸性製品を使う美容室を選ぶと、頭皮や髪にやさしいパーマを受けられるでしょう。前章で紹介したパーマを受けられるお店を選ぶのもおすすめです。

薄毛でパーマをかけるなら低刺激のものを

薄毛で悩む女性の中には、デジタルパーマなど通常のパーマで髪をボリュームアップさせようとしている方もいるでしょう。しかし、通常のパーマ液は刺激が強く、頭皮に負担をかけるため、長期的に考えておすすめできません。どうしてもボリュームアップしたい場合はヘアカットやセットの仕方を工夫するか、あるいは低刺激で髪や頭皮にやさしい施術方法のパーマを選びましょう。

もし、根本的な解決をお望みであれば、パーマと併用して専門クリニックの治療を受けることをおすすめします。適切な処置をおこなえば、早期にお悩みの解決ができるかもしれません。イースト駅前クリニック女性外来では、お一人おひとりの原因や症状に応じた適切な治療方法をご提案するので、薄毛でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

薄毛の診療をご希望の方はこちら

当院では忙しい方や遠方の方にオンラインでの診療をおすすめしています。薄毛が気になる方はぜひお試しください。

薄毛のオンライン診療のご予約はこちら

参考URL

※1）日本パーマネントウエーブ液工業組合「パーマのメカニズム－毛髪内部の３つの側鎖結合」
https://www.perm.or.jp/about-perm/mechanism/#:~:text=%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%81%AF1%E5%89%A4%E3%81%A7,%E3%81%8B%E3%81%8B%E3%82%8B%E4%BB%95%E7%B5%84%E3%81%BF%E3%81%AF%E5%90%8C%E3%81%98%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82

松沼寛

HIROSHI MATSUNUMA

1998年03月

名古屋大学医学部卒業

1998年04月

岡崎市民病院勤務

2000年04月

名古屋大学医学部付属病院勤務

2008年07月

市立四日市病院勤務

2020年04月

イースト駅前クリニック岡山院
院長就任

2022年05月

イースト駅前クリニック女性外来院
院長就任

資格

泌尿器科専門医

所属学会

日本泌尿器科学会

オンライン診療はこちら